「50は平気」
幻影旅団の一員でありその能力を以て旅団の工作活動に大きく貢献する組織にとっても重要な人物。
長髪で顔を覆い隠した特徴的なビジュアルだったり能力が便利で印象に残りやすかったりと戦闘集団幻影旅団の中にあって戦闘シーン皆無のくせに妙に記憶に焼きつく稀有な男、コルトピについて。
人物像
長髪から覗く特徴的なギョロ目(初登場時に至っては目なんか一切見えないくらいにモジャモジャである)など一見して不気味な雰囲気を放っているが実は旅団の中では比較的まともな部類に入る大人しめの性格。
出自は不明。団員ナンバーは12。
旅団創設メンバーでは無いが中途加入のシズクが流星街出身の可能性が高いことから同様にコルトピも流星街から補充された欠員である可能性は否定できない。
要は流星街出身かどうかはどちらとも言えないということ。
また、ウボォーやフィンクス、フェイタンといったゴリゴリの戦闘タイプとは異なりあまり前線に出る事は無い。
というか戦闘描写に関しては作中で皆無。
これはコルトピの旅団内での偽装工作担当としての役割を考えればまあ妥当だろう。
また、基本的に普段は大人しいがパクノダの動向を巡って旅団内で意見が対立した時にはドライな選択を取ろうとするフィンクスたち相手にマチと共に真っ向から戦闘覚悟で対立するなど熱い一面も見られることも。
というかフィンクス・フェイタン相手にコルトピが勝てる絵が浮かばないので本人的にも多少死を覚悟してたんじゃないかなこれ。
そんな熱い一面を持つコルトピも最期はあまりにもあっけなく…
無情。
経歴
⁇⁇年(少なくとも1996年以前)
幻影旅団に加入。
経緯は不明。
ノブナガ「13人が一堂に会するなんてなァ何年ぶりだっけか」
フェイタン「3年2ヶ月。と言てもあの時とは2人面子が違うね。4番と8番別の人に替わた」
1999年時点での上記の会話からコルトピは1996年時点では加入済みと考えられる。
(4番はヒソカ、8番はシズク)
1999年8月30日
ヨークシンシティに集合。
クロロから地下競売のお宝を全て強奪する指示を受ける。
1999年9月1日
旅団による地下競売襲撃。
コルトピはアジトでクロロ達とお留守番。
1999年9月3日
ウボォーを攫った鎖野郎を捉えるため2人1組でノストラード組構成員狩りへ。
(コルトピが誰と組んだのかは不明)
その最中クロロの指示を受け旅団全員セメタリービルに集結。
セメタリービルで暴れてついでにお宝強奪目的。
派手に殺れ!!
セメタリービルで開催されるオークションに潜入し出品されるお宝の贋作をギャラリーフェイクで複製。
競売参加者に贋作を売りつけ自分たちが本物のお宝を入手。
さらに旅団員たちの死体も複製。
(クロロ、マチ、シズク、フェイタン、フランクリン、シャルナーク)
マフィア達によって殺害されたように偽装。
(コルトピの能力で作った物体は24時間で消えるので死体が消えてマフィアンコミュニティーではちょっとしたホラーな騒ぎになっていたかもしれない)
その後アジトにて目的達成した祝杯をあげる。
1999年9月4日
マフィアンコミュニティーにより旅団の死体(偽)の調査が行われるが社会的に存在しない人間、すなわち流星街の人間であることが判明。
コミュニティーが旅団残党狩りを断念。
クロロによる団員占いが行われるもコルトピはデータ不足により占えず。
用心したクロロの指示によりコルトピ、アジトダミーを50棟複製。
(これにより意図せずキルアによる旅団アジトの監視妨害に一時的成功)
クロロ、鎖野郎の目的が緋の眼であることに気づく。
コルトピ、それを受けノストラード組が落札した緋の眼(偽)の場所を特定。
クロロ、ノブナガ、マチ、シズク、パクノダと共に緋の眼(偽)があるベーチタクルホテルへと出向くことに。
クラピカらによる尾行に気付き部隊を二分割。
コルトピはノブナガ、パクノダとともに移動中の緋の眼(旅団の接近に気付き競売品を律儀に持ち出し逃亡中のスクワラ)の追跡へ。
スクワラに追いつき尋問。殺害。
パクノダ、読み取ったスクワラの記憶をメモリーボムでノブナガとコルトピへ伝える。
コルトピ、鎖野郎=クラピカの顔を認識。
ベーチタクルホテルにてゴン・キルアを捕獲したクロロらと合流。
暗闇に乗じたゴン・キルアの攻撃を受けるもなんとか2人を再度拘束。
しかしその際クラピカによりクロロを攫われてしまう。
団員10人全員人質(ゴン・キルア)と共にアジトにいること、パクノダ1人でリンゴーン空港に行くことを要求される。
人質を殺しクラピカを殺しに行こうとするフィンクス・フェイタンと対立。
一触即発のところをブチキレたゴンに介入され戦闘回避。
その後パクノダはクラピカとの約束を破り旅団結成メンバーにメモリーボムを用いて情報を与えたことでジャッジメントチェーンが心臓を破り死亡。
また、幻影旅団は人質交換の際にクロロに掛けられたクラピカの能力の除念を目的に行動開始。
1999年9月6日
フィンクス・フェイタン、興味本位でグリード・アイランドへ。
その様子を見たシャルナークも興味を持つ。
1999年9月中旬(ゲーム内で月例大会が行われているので少なくとも15日以降)
コルトピもシャルナーク、シズクと共にG・Iへ。
シャルナーク、情報収集の末G・Iが現実世界にある場所という真実に気づく。
(コルトピとシズクを連れてきたのはゲーム内アイテムのコピーや掃除機での入手が可能か等の検証のためと思われる)
1999年12月下旬(29日付近?)
シャルナーク、フィンクス、フェイタン、シズク、フランクリンと共に船を使い現実世界からG・Iに潜入。
レイザーに発見されエリミネイトのカードによりそれぞれバラバラにアイジエン大陸のどこかに飛ばされてしまう。
2000年1月上旬(少なくとも7日以降)
探していた除念師がゲーム内にいることに気づく。
ついでにヒソカがクロロと協力関係にあることも判明。
2000年2月末
カルトが旅団に加入。
カルトの能力を使い除念師(アベンガネ)発見。
追跡及び監視開始。
レイザー戦を終えたヒソカを除念師の元へ案内。
交渉を任せる。
アベンガネにおそらく大金を報酬に除念の約束を取り付ける。
2000年3月末
ゲンスルーの能力を解除したアベンガネがヒソカと合流。
クロロの除念をこのタイミングで達成したものと思われる。
2001年7月(詳細時期不明。少なくとも2001年8月8日以降ではない)
コルトピ、クロロにギャラリーフェイクを貸す。
クロロVSヒソカ、天空闘技場にて開始。
ギャラリーフェイクを含む複数の能力を使いヒソカをほぼ完封、殺害。
しかし死後の念を使いヒソカ復活。
ヒソカによる旅団狩りが開始。
トイレにいるところを真っ先に狙われコルトピ死亡。
(経緯は不明だがヒソカによって首が切断されていた)
(1人で用を足してるところを容赦無く狙う当たりヒソカ的にはバトルしがいの無い相手判定だったのかもしれない。いやもしかしたら意外と短時間の間にトイレで激戦を繰り広げたのかもしれない。真実はトイレの中。)

戦闘力
それなりに強い…はず。
比較対象が幻影旅団の中になりがちなので影は薄いし戦闘描写は皆無だし能力も戦闘に直接向いているわけではないので何となく弱そうに見えるが。
(しかも画面外のトイレで乙ってるので余計に…)
それでもその辺にいるハンターなんかと比較すれば大分強い方なんじゃないかなと思う。
曲がりなりにもあの幻影旅団のメンバーを張れている以上最低限の戦闘力はある(ハズ)だろう。
念に関してはかなりハイレベルなところにいるのは間違いないしスクワラを追跡している時もクロロらの動きについて行っているしで身体能力も一般人レベルは超えているように思える。
そもそも壁走りしてたし…
旅団内の腕相撲ランキングでは13位(最下位)で軟弱そうに見えるがそもそも12位のシズクがヨークシンシティ時点のゴンと互角(それも利き腕じゃない)な時点でその下にいるコルトピも大概なパワーを持っている気がする。
また、フェイタン・フィンクスという旅団内でもゴリゴリの戦闘担当相手に正面から戦闘覚悟で対立する姿が見られる場面があったりなど本人も戦闘に全くの自信がないわけではないように思う。
とまあ全然描写はないしぱっと見弱そうだし能力もサポート剥き出しで戦闘力皆無と決めつけてしまいそうになるが、数少ない描写の端々からコルトピもまあまあちゃんと強い可能性が提示されているので個人的には意外に結構強かった説を挙げたい。
能力
「ぼくのコピー“円”の役割も果たすから」
具現化系能力者
能力名:神の左手悪魔の右手
左手で物体を触り、右手でその複製を創り出す能力。
コピーされた物体は24時間でその大きさの代償に関わらず消滅する。
これがこの能力の制約として働いているものと考えられる。
コピー可能なものは動かない物体のみであり生きた人間や虫など生命体の複製はコピー不可。
ただし死体など動かない物体としてであれば人間等生命体のコピーは可能となっている。
(コピー個数の上限は不明。少なくとも作中では描写なし。)
また、相手の念能力もコピー不可。
例えばグリード・アイランド内のカード。
ゲーム内においてこのカードはゲインを唱えることでカードをアイテムに変えることが可能であるがこのカードをギャラリーフェイクでコピーした場合にはカードのガワは複製できてもそこから先の「ゲインによるカードのアイテム化」までは再現できない。
これはつまり具現化系能力によって作り出される他の物質(クラピカの鎖やシズクの掃除機など)も同様でそのガワは再現できてもそこに込められた念は再現ができないということ。
できたら強すぎるのでまあ当然なんだが。
この能力の恐ろしいところは能力で複製されたコピーはいずれも円の効果を持っているということ。
いくつかのコピー制限が気にならないくらいのとんでもオプション付き能力である。
この円の効果だがビルのような建造物であれば建物内に入った人間に円が反応、さらに建造物ではなく緋の眼のような小さなサイズだったとしても複製元となったオリジナルを触ることでそのコピーが今どれくらいの位置にあるのかその方角と距離を感じ取ることができるという通常の円の効果だけでなくいわばGPSのような効果も発揮することができる。
とまあコルトピ単体で扱っても便利すぎる能力だが他の能力との併用でさらに脅威を発揮することがクロロVSヒソカでも証明されている。
動かない物体としてであれば生命体をコピー可能な特性を活かしクロロはギャラリーフェイクで作り出した人間の複製=人形をオーダースタンプ(人形を操作する能力)やサンアンドムーン(刻印した対象を爆弾にする能力)を使用することで大量の兵隊兼爆弾の獲得に成功している。
しかも酷いことにサンアンドムーンの死後強まる念の特性が作用してサンアンドムーンが刻印された人形がギャラリーフェイクを解除しても消えないというダメ押しを用意してヒソカを大いに翻弄してみせた。
とまあクロロのように悪どい使い方を思いつく使い手に持たせるorコンビを組ませるとととんでもない使い方をされてしまう恐ろしい能力なのである。
ちょっとすごすぎたのかもしれない
で、ギャラリーフェイクについて「ちょっと凄すぎないか?」という話もついでにしていきたい。
まずそもそも具現化系能力というとクラピカがそうだったように基本的にイメージ修行が必要となっている。
実際の鎖を一日中いじったり目をつぶって触感を確認したり写生したり舐めたり嗅いだりひたすら鎖と遊ぶだけの時間を設け夢に鎖が現れるようになったら実際の鎖を取り上げられ幻覚で鎖が見えてくるようになり自然と鎖を具現化できるようになっていった、というのがクラピカの鎖を具現化するためのイメージ修行の経緯だ。
一個の物体を具現化するためには本来これくらいの向き合いが必要である。
それは他の具現化系能力者の多くもそうだろう。
だというのにコルトピはポンポンあらゆる物体の具現化を実現している。
しかもハリボテではなく見た人間を確実に騙せるほどの精密なコピー品である。
さらにダメ押しにコピーには円の効果まで付いている。
使い方次第では追跡も可能だし敵の接触も察知ができてしまうという便利性能だ。
というか簡単な話、ギャラリーフェイクでその辺に転がっているつまめるくらいの小石をコピーして相手のカバンにでも放り投げたら(小石じゃないにしてももっと違和感を相手に持たせないものでもいい)即席GPSの完成ですよ。
24時間限定という時間制限も「いや効果に対して持続時間結構長くないかな?」って思えるくらいに便利。
ではコピーの個数はあまり増やせないかというとそういうわけでもない。
競売品を大量コピーした翌日にはビルを50棟コピーしている。
全部円の効果がついているんすよコルトピさん何言ってるんですかそんなわけがないでしょう。
これはもしかしたらコルトピのオーラ総量が凄まじいだけなのかもしれないけど。
いやそうであってくれ。
さらに言えば具現化系と放出系の相性が悪いという法則がまるで問題になっていないことも凄い。緋の眼のコピーを追跡した場面からも分かるようにコルトピ本人からコピー品が離れていてもコピーの精度は落ちるわけでもなく円の効果が発揮できなくなるわけでもなく何の問題もないかのように振る舞い続けている。
少なくとも大量の競売品、団員の死体、アジトのダミー50棟のコピーをコルトピは同時に維持していた。
しかもこれらがある場所はいずれもバラバラであり品物や死体に関してはコルトピから遠く離れた場所でそれぞれ存在している。
にも関わらず能力が通常通り機能しているというのはかなり凄いことじゃないだろうか。
無法具現化系能力者ですよこの人。

あと動かない物体としてなら人間の肉体もコピー可能という特性について。
これも複製された団員の死体をマフィアンコミュニティーが解剖してその出自を調べたりおそらく見せしめに肉体を限界まで痛めつけてネットに晒したりしたであろうことからコルトピのコピーによって複製された人間の死体はその血液や内臓などもほぼ完全に再現されている可能性が高い。
そんなん医学的に貴重な能力すぎるだろ。
コルトピ、お前は医学の道を行け。
レオリオとバディを組め。
好き放題患者のサンプルを使って検証可能、なんて真っ当な使い方だけではなく前述したように戦闘面でも他の能力とのコンボによって絶大な威力を発揮できてしまう壊れ能力である。
(爆弾人形以外にもクロロほどの使い手ならいくらでも運用方法や手段を用意できそう。危険極まりない)
実際ヒソカがボコボコにされる起点になっていたのギャラリーフェイクのせいだった気がしないでもないしそりゃあヒソカも真っ先にコルトピを狩りにくるよねって納得しかないんだよね。
そんなコルトピも冨樫義博展の図録によれば属性円(念能力の修練評価)は「天賦」と4段階評価の上から2番目。
コルトピすら「極」じゃないのかよ…と愕然としそうになるけど天賦もかなり高い評価であることは何となく汲み取れるので十分すごいわけだが。
(天賦の能力者が修行不足により評価が落ちるのは一瞬とまで言われているし)
ちなみに同じ具現化系の「天賦」はゲンスルー。
まさかである。
そして「極」はアベンガネ。
まさかである。
まあとにかく初期に出てきた念能力者ということもあって「こいつめちゃくちゃすごくない!?」をマジでやってる類の人物だと思うよコルトピ。
それこそライフルやバズーカ喰らってピンピンしてるウボォーギンくらいには。
