餅は餅屋 陰獣に任せときな
幻影旅団の強さを知らしめる為にやってきたかませ犬集団
陰獣!!
6大陸10地区をナワバリにしている大組織の長達”十老頭”。
その十老頭がそれぞれ組織最強の武闘派を持ち寄って結成された10人の集団が陰獣。
ウボォーギンについて触れたならこいつらにも触れなくてはなるまい。
てなわけで書いていきます。
言ってしまえばH×H世界裏社会アベンジャーズみたいなもので、マフィア系の念能力者の中ではこの10人がトップクラスの使い手であることが推測できる。
まさかこんな長期シリーズ一本作れそうな設定の敵をゴミのように扱うだなんてそんなこと…
できちゃったんですよね幻影旅団さんなら…
設定的にヨークシンシティ編のマフィアよりも力やスケールで劣っているはずのカキンマフィアがあんなに丁寧に描かれて大活躍しているというのにこの差は一体…
物語的には出番は全然なくただやられるためだけに出てきた裏社会屈指の武闘派軍団であり大層な肩書はそれをゴミのように蹴散らす旅団の強さヤバさを引き立たせるものでしかなかった
…はずなのだが物語の進行とともに様々な要因でウボォーの強さが実は思ったよりヤバかったんじゃないかということが判明していきそれに連動するようにウボォーの相手をした陰獣の評価まで上がっているという面白おかしいことに。
構成員・戦闘力
梟
具現化系能力者
能力名『不思議で便利な大風呂敷』
陰獣代表みたいなお方。
地下競売品を旅団に奪われるよりも早く念能力を使って回収、ついでにノブナガを捕獲する活躍を見せるも旅団に拘束されフェイタンに拷問された挙句クロロに能力を奪われてしまう。
その後の生死は不明。
能力がかなり便利なので殺されず適当に放置されてるんじゃないかなとは思ってる。
陰獣は漏れなくそうだけど旅団に気配を悟らせることなく接近できる手練れ。
ファンファンクロスも使い勝手が非常に良くモノ・人の区別なく包んで小さくできてしまう。
恐らく風呂敷が包める範囲であれば量や重さある程度無視できるものと思われる。
対人においても旅団を纏めて5人捕獲しようとしたことから考えても躱されなければ高確率で大抵の相手は小さくできるものと思われる。
小さくした風呂敷を握りつぶせば簡単に旅団すら殺せてしまうがさすがにそれは制約で出来なくなっていると思いたい。
強すぎる…
ゼノの考察では「対象物に接近して発動する性質の防御型かカウンター型の能力」
「故に離れて戦えば恐るるに足らん」
強い人は簡単にそういうこと言う…
実際ノブナガを捕獲する際にわざわざ旅団の運転する車のボンネットに着地して能力を発動しているのでかなりの近接タイプの発であることは間違いない。
ノブナガ捕獲時やクロロVSゼノの能力の発動のさせ方から考えるともしかしたら相手に風呂敷を見せてからじゃないと包めないとかそういう制約もあるかもしれない。
なんやかんや人もモノもいけるので回収能力だけで考えればシズクのデメちゃんより優秀。
シンプルな殺傷力で言えばデメちゃんに軍配があがるけど(傷をつける→離れた位置から血を吸う→相手は死ぬ)。おかしいだろ!
クロロの活躍次第では能力の詳細がわかるかもしれない(梟がまだ生きていればの話だけど)
蚯蚓
系統不明
強化系or放出系能力者?
報酬目当てにウボォーに挑もうとするダルツォルネ達に「危ないからやめとこう」みたいなニュアンスで止めてくれた心優しき獣。
ウボォーと交戦の末ビッグバンインパクトを食らい致命傷を負ってしまう。
死にかけの体で「蜘蛛やばいよ」と再び忠告に来てくれる慈愛の戦士。
多分死んだ。
ウボォーに気付かれず背後を取りパンチをクリーンヒットさせなおかつ初のダメージをウボォーに与えることに成功しているかなりの使い手。
この時点でバズーカ以上の攻撃力を持っていることがうかがえる。
ウボォーに真っ正直なパンチで「効いたぜ」と言わせられる念能力者が果たしてどれほどいるやら。(拳は砕けたけど)
眼球が飛び出し歯がほとんど砕け散るほどのカウンターを受けながらもウボォーの腕を取り地中に引きずり込むほどの膂力と根性。
多分この地面に潜るのが蚯蚓の能力だと思うが…
地面を潜行したり触れた相手を引きずり込んだりそういう類の能力かなと。
いやただの特技かもしれないけど
見た目が異形すぎてどこまでが能力なのかわからねえ…
これが陰獣…!!
そして何気にビッグバンインパクトを無防備な状態でモロに受けて微妙に生きているタフネス。
普通に強キャラだと思う。
気になるのはそのビジュアル。
蚯蚓感ありありのその見た目はもしかして十二支んみたいにモチーフに寄せるための涙ぐましい努力の産物なのだろうか。
覚悟のパンイチスタイルはネテロの心Tシャツみたいな本気スタイルかもしれない。
病犬
系統不明
多分強化系?
噛みついて牙に仕込んだ神経毒で体の自由を奪い苦しめながら殺すいかにも裏社会ですな戦闘スタイル。
ウボォーを翻弄するも弾丸のように飛んできた蛭の頭蓋骨の破片を頭に食らい即死。
お前ならそれ避けれたんじゃないか?と思わなくもないが…
弾丸やバズーカをもものともしなかったウボォーの皮膚と筋肉を食い破るほどの攻撃力を持っており扱う毒が致死性の猛毒なら勝負は決まっていたのにと読者はおろかマチにまでツッコミを入れられる。
本人の拷問趣味というのもあるだろうが多分所属組織での役割が敵の捕獲と拷問なんだろうということは察せられる。
メンツややり方にこだわるマフィアらしいといえばらしいが幻影旅団、というかウボォー相手には不要なプライドだったといえる。
ウボォーが追い付けない速度で攻撃を当てたりパンチもなんなく躱してるので本気で殺しに行っていればウボォーはもっと苦戦していたかもしれない。
こいつが死んだのは舐めプと蛭のせい。
というか大体蛭のせい。
陰獣の中でも最強の武闘派の肩書に恥じない強さを一番見せてくれたと思う。
豪猪
系統不明
強化系or変化系?
闇堕ちしたビーンズのようなビジュアル、「~な。うん」という口癖。
速攻で使い捨てるには勿体ないし掘り下げられても若干困る絶妙なラインを駆け抜けた男
王位継承戦まで本編が進んだことで最も評価が上がったのはコイツだと思う。
体毛を自在に操り強靭な針に変えることもできる能力を使う。
その針は銃弾はおろか戦車もオシャカにするバズーカを受けてもモノともしないウボォーの肉体をあっさりと貫通することができる。
また部分的にその柔らかさを変えることも出来るうえ、「どんな弾丸でもはじき返す」などととんでもないコメントを遺している。
ウボォーのパンチの衝撃を完全に殺しているのでまあ本当なんだろう。
銃火器が能力者にもかなり効果があることが判明した結果評価がかなり上がってしまった豪猪。
ウボォーが叫んだだけで相手を殺傷できるやばすぎる相手だったせいで敗北してしまったが他の旅団メンバーならもっと苦戦していたと思う。
蛭
系統不明
操作系?
でっぷりと太った体型と裏腹に軽快なジャンプを見せ、更にはウボォーに気配を悟られずその傷口に大量の蛭を流し込む実力派いたずらっ子。
だがしかしVSウボォー敗北の起点にされたのではと一部から戦犯疑惑がかけられている。
蛭を流し込みながら悠長にウボォーにご自慢のトークを繰り広げていたら頭を噛み砕かれその頭蓋骨の破片が一番生かさなきゃいけない病犬の頭部を打ち抜くまさかすぎるコンボを魅せられたわけだが…
これが無くてもまあウボォーならなんとかしてただろうしあまり責めないでやって欲しい。
ただ一番役に立っていなかったといわれるとまあそれはそうなのだが。
能力は前述したように蛭を操るものであると思われる。
ウボォーに流した蛭は相手を苦しめることを目的とした拷問用の蛭。他にも治療に使える蛭などもいるらしく状況に応じて対応は変えられるのだろう。
色んなことができるならもっとウボォー戦に合わせた蛭を使えと思わなくもない。
体内に蛭を飼うことが能力の制約と思われる。
やってること拷問官なんだけど一応十老頭のお墨付きの武闘派なんですこの人
相手が悪かったしやることもあまり状況にあってなかった
それだけなんです
それ以外の人たち
わからん
フェイタンが「ま、こいつらに聞けばわかるね」と言った時すごくわくわくして次の週のジャンプが僕は楽しみだった。
次はフェイタンの能力が見れるんだ!!他のメンバーは闘うかな!?今度はどんな死にざまかな陰獣!
フェイタンがオーラを出している引きのコマを模写するくらいテンションがあがっていた
それがまさかの次の話で
「陰獣は全滅だ」
謝ってくれ陰獣さん方よ、あの頃のワクワクしていた少年たちに
陰獣よ君たちは何処へ
いやわかってるよ全滅したってことは。
でも陰獣という枠組みそのものが(多分)消え去ったわけではないし大元のマフィアンコミュニティーが消滅したわけではないなら中身を総替えして陰獣を存続させることだってできるんじゃないか?
裏社会最強としての象徴は欲しいんじゃないか?
陰獣は負けました消えましたなんて雑魚組織に舐められるんじゃないか?
蚯蚓先輩を慕う後継者がいたっていいんじゃないか?
陰獣みたいなチームには弱体化しようがしぶとく残り続けて欲しい
お前らは裏社会の黄金聖闘士、そして柱なんだ陰獣
僕は待っている。君たちが暗黒大陸にやってくる日を
…あるわけないとタカくくってると好き勝手言えるもんだな