劇場版三部作は総集編にて最強。 劇場版 機動戦士ガンダムについて

アムロ・シャア・ララァ 映画

「機動戦士ガンダム」というと大きく分けて二つ存在する。

テレビ放映されたテレビ版。
そしてもう一つがテレビ版機動戦士ガンダム全43話を三部作として再編集した劇場アニメである。

三部作であるため作品は三つ。
劇場版機動戦士ガンダム
劇場版機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編
劇場版機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編

これらを総称して劇場版三部作と呼んでいるわけだ。

ジークアクスの登場によって潮目は変わりつつあるものの、割と直近まではこの三部作だけで1stの履修を済ませてきた人も多いんじゃないかなと思えるくらいにはガンダムの入り口としての最適選択肢の一つであり続けている

また、三作目の『めぐあい宇宙』に関しては2024年公開の『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が記録を塗り替えるまで40年近くもの間ガンダム歴代興行収入1位の座に君臨し続けた実績を持っていることなども踏まえると本作がガンダム界隈でいかに存在感を保ち続けてきた脅威の作品なのかがわかることだろう。

(週替わり特典も何もなく、さらにシネコンと呼べるものもなくネットによる口コミもない40年以上前の時代に25億の興行収入を打ち出している『めぐりあい宇宙』は紛れもない怪物的作品でありある意味ではもうどんな作品も塗り替えることのできない記録を保持しているんじゃないかなと個人的には思っている。)

今回はそんなガンダムシリーズ的にも大きな存在である劇場三部作について。

ジークアクスをきっかけにテレビ版を見たけど総集編だから劇場版はいいやとスルーしてZないし逆シャアにジャンプしてそうな人がいる気がしたので待ってくれ!!見て欲しいんだ!!三部作も!!と待ったをかける気持ちをこめて書いていこうと思う。

昔はテレビ版こそスルーされ気味だったのにまさかこんな逆転現象が散見される時代が来ようとは…
恐るべしジークアクス…!!

三部作とはいえ全43話を編集する以上当然テレビ版との差異は生まれる。

例えば下記の記事でも触れているが多くのメカやエピソードがカットされている

アムロ達が地球にいる期間なんかが特に顕著であり『時間よ止まれ』『ククルス・ドアンの島』などの傑作短編エピソードの数々が大幅カットされている。
(見ればわかるがこれはもうストーリー進行上カットやむなしである。すごく面白いんだけどね)
またそれに伴い大きく出番を削ぎ落とされる登場人物も生まれており中でもマ・クベはその代表例とも言えるだろう。

テレビ版ではマ・クベとの決戦がメインだったはずのテキサスの攻防での出番がシャアに思い切り奪われマ・クベは一部カットに残滓を残しその活躍をガッツリと消されてしまっている。
(宇宙に戻って以降のバケモンみたいな強さのアムロを相手に意外と善戦していたんだけど悲しいかな…構成上テキサスコロニーにいない子になってしまった…)

まあ総集編という形式上仕方ないところではあるが
マは犠牲になったのだ。

他にも人物描写カットは色々あるわけだが個人的にはリュウ周りの描写があっさりになったなというところが印象に残っている。

「ガタガタだったホワイトベース隊が徐々に結束を強めていく過程」が総集編という形式上あっさり淡々と済まされその煽りでここらにとって重要な存在であるリュウも丸ごとあっさり目になっているのかなというところ。

リュウ周りがあっさりなのでブライトが「勘弁してくれ」と膝をついて泣き崩れるシーンも無い。
艦長として厳しく振る舞ってきた男も艦内にいる若者の一人であるということを思い出させてくれるシーンで大好きなんだけどまあ劇場版の進行上テレビ版と比較してメンタルはあまり崩れたところが見られないようになっている。
違和感は全然ないんだけど個人的にちょっと寂しいところではある。

その一方でカットされてもおかしくなさそうなカイとミハルのエピソードはきっちり挟んだりマチルダさん周りは手厚かったりブライトとミライの描写もなるべく丁寧に描写、加えてストーリー全体で見ればエピソードの順番入れ替えなんかのテクニックも駆使するなど随所で富野監督の非凡な編集能力が遺憾無く発揮されている

その甲斐あって完成品の総集編としてのクオリティは大胆なカットやエピソード選、描写補完をしつつもちゃんとテレビ版1stを三部作構成で追いかけることの可能なわかりやすいガンダム作品として仕上がっており、これらは現代に至るまで数多くの総集編アニメが作られてきたがそれらを40年以上経った今でも蹴散らし頂点に君臨しかねないほどに素晴らしいものとなっている。

単なるテレビの焼き直し作品とは一線を画した上質の作品になっていると言えるだろう

(ちなみに個人的にこの三部作と近い感触を覚えたのはコードギアスの劇場版三部作。あれも結構いいぞ。)

テレビ版と劇場版の違いの例
色々違いはあるしテレビ版を見てると寂しい気持ちになるところもある一方その大胆な編集や変化に「おっ?」と惹きつけられるのも本作の面白さだと思う。

また、前述したように登場メカに関してもいないことにされているMS、武器などの差異が生まれている。

アッザム、ザクレロなどのMAがカットされたりビームジャベリンやハイパーハンマーといったガンダムのちょっと尖ってる武器達も無きものとされたりテレビ版で大活躍したGファイターまでもが本作ではコアブースターに差し替えられているなどテレビ版からの変更点が多々見られる。

また、テレビ版では宇宙でも平気で運用されていたガンタンクだが『めぐりあい宇宙』ではハヤトはガンタンクではなくガンキャノンに乗り込むなど現実的(?)な描写に差し替えられていることも印象的だ。

これら登場メカの扱いの差異によりエピソードの圧縮を可能にするだけでなくテレビ版の大味だったりスーパーロボット味の色濃く残っていた部分がオミットされテレビ版と比較してリアル寄りの映像になったと言えるだろう。

そしてテレビ版と比較するとこの三部作はニュータイプの存在がより強調されている
テレビ版だと終盤に触れられるようになったニュータイプ周りの話が劇場版では一作目からガッツリ触れているし細かい部分でニュータイプへの言及が差し込まれ否応なしにニュータイプという存在が常にチラつく作りになっている。

劇場版は三部作全体の縦軸としてニュータイプの物語が据えられておりテレビ版に比べ観客がニュータイプというものを飲み込みやすくなっているなどニュータイプ周りの補完・補強がなされているという印象だ。

そのおかげかどうか、アムロ・シャア・ララァの関係描写の受け止めやすさは個人的には劇場版の方が上かもなーとも

そして何よりの違いは作画と楽曲だろう
テレビ版では終盤体調上の問題により離脱していた安彦良和が総作画監督として復活参戦。
『めぐりあい宇宙』ではとんでもないクオリティの原画を描き上げた新規作画パートが大量に存在しておりそのレベルの高さは美麗な現代アニメを視聴し目が肥えているであろう若いアニメファンの魂にさえ届く素晴らしい必見作画オンパレードとなっている。
もはや別物レベルの完成度

そして哀・戦士、めぐりあい、ビギニングなどのテレビ版には存在しない超名曲らが劇中で印象的な使われ方をしておりこれによってテレビ版で一度見たはずの映像に新たな一面を見ることが可能となっている

個人差はあるだろうが劇場版を見た後にテレビ版を観るとあの曲この曲が流れないことに違和感や寂しさを覚えてしまうくらいには劇場版はインパクトのある楽曲の使い方をしている

特にラストシーンの楽曲の使い方は個人的に「劇場版絶対に見て!!」と言いたくなる理由が詰まっているほどの感動があり、これのおかげで歴代ナンバーワン名シーンと胸を張っておすすめできる美しいものとなっている。

(あとジークアクス観た人&観る人にとっても楽曲的な意味でおっ?となれる楽曲があったりするので…是非…観てくれ…)

とまあ総集編である以上大まかなストーリーはテレビ版と同じ本作ではあるが、大幅に向上した作画、追加された豪華な楽曲の数々でよりドラマチックに、そしてニュータイプを物語の軸に据えることでテレビ版とはまたちょっと違った味になっている傑作総集編であり、「よくある総集編でしょ?テレビ版見たからいいや」で済ませるにはあまりにも勿体無い機動戦士ガンダムの集大成的作品として仕上がっている

個人的には正直これでシリーズ終わっても良かったんじゃないかと思うくらいの完成度
見ていない人はぜひ見てほしい。

それでは一作ずつ触れていこう。

まずは三部作の一作目。

劇場版機動戦士ガンダム

テレビ版第1話『ガンダム大地に立つ!』から大体1クールとちょっとぐらいのストーリーを2時間ちょっとに収めている。
戦争により平和を奪われ戦うことを余儀なくされたアムロ・レイをはじめとした少年少女の旅の始まり部分を描いた内容だ

一部エピソードの順番を入れ替えてはいるものの三部作の中では一番オーソドックスでテレビ版の復習をしている気持ちにもなれる安心の総集編と個人的には思っている

そこまでの驚きがあるわけでもなければその一方でまとめ方に難色を示したくなるわけでもないという実に優秀かつ綺麗にまとまっている一本であり富野監督の編集能力の凄さが一作目から感じられるものとなっている。

ルナツー、イセリナなどテレビ版では印象が強いエピソードをガンガンカットし順番を入れ替え繋ぎ合わせながらもそれほど違和感のないものに仕上がっているのはさすがというべきだろうか。

あれもこれもとカットする中でアムロとカマリアのエピソードは丁寧に挟み込んできた点、ギレンの演説を見たことで敵であるザビ家をアムロがはっきりと認識するという形での締め括られ方などからただぼんやり生きてきたアムロ・レイという少年が戦争という形で社会に出てその中で母と決別し独り立ちをし、最後には何となくきてきた世界の今現在の状況をその目と肌で実感するという少年の巣立ちのような構成になっている

再会、母よ…
胸にざっくりと刺さるような傑作エピソードが本作ではかなり需要な立ち位置に。ちょっと言われすぎじゃない?ってくらい巷でボロクソ言われるお母さんだけど個人的には酷い母親だとも思えないので未見の人は是非自分の目で見て判断してほしい。

ジュブナイルストーリーとしてクオリティが非常に高く、初めてガンダムを見た人にとってもスッと入りやすい入り口になりえるしテレビ版履修済みの人にとっても改めてガンダムの物語を確認するのにぴったりの導入と言えるだろう

続いての二作と比較するとあまり話題に出ない印象がある一本ではあるが実は本作もよくまとまったレベルの高い一本なのである

よくテレビ版だけ見た人に対して「『めぐりあい宇宙』だけ見ておけばいいよ!」という勧め方をする人がいるがとんでもない
汝、そんな人の左頬にドロップキックをしなさい

ここから観ろッッッ!!!

そして二作目。

劇場版機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編

ここからサブタイトルがつき始める。
井上大輔が歌う同タイトルの曲のカッコ良さはファンにとっては言わずもがなだろう。
人によっては本編は見た事がなくても『哀・戦士』は聴いた事があるなんて人も多いかもしれない。

16話の『セイラ出撃!!』から大体『ザンジバル、追撃』あたりを詰め込んだ内容となっており三部作の中でも最もいろんなものがあれこれ詰め込まれてパンパンな一本

ホワイトベースが地球に降下して以降の特徴とも言える短編エピソードの多くをカット、さらにアムロに大きな影響を与えたランバ・ラル、マチルダなどとの関わりを重視しそこに観客の意識を集中するためか本来なら挟まるはずのマ・クベとの攻防をほぼほぼカット、ジャブローに辿り着くまでのエピソードの順番を入れ替えたり混ぜたりしてぎゅっと圧縮しどうにかこうにかアムロ達が宇宙に再び上がる直前のところにまでその着地点を持ってくるという大胆な編集が行われている。

それだけ多くのエピソードを詰め込んでいるのだから当然これはガンダム、人もそれなりに死んでいく作品なわけでこの2作目では異常なまでのハイテンポでキャラクター達が退場していくこととなる

誰かの死を悼んでいる暇もなくあっという間に次の犠牲が生んで生まれと男も女も軍人も民間人も関係なく倒れていくその映像は戦争の悲惨さ、無情さを詰め込んだような仕上がりでまさしく哀戦士のタイトルに相応しい壮絶なものになっている

(マ・クベ同様カットされてもおかしくなかったミハルのエピソードがしっかり入っているのも印象深い)

戦争の残酷さ、少年の成長ストーリーその両方を濃密なまでに詰め込み三部作最大のハイテンポで描いたのが本作だ

あっという間に人が死ぬしあれよあれよという間に戦争が激化していく。
その様に呆気に取られるくらいの詰め詰めっぷりであり人によっては勘弁してくれと言いたくなるかもしれない。
それくらいのテンポ感と密度だ。

ランバ・ラル
個人的に1stで一番好きなランバ・ラルが大活躍。この人が一番かっこいいって!

とまあエピソード順の入れ替えなどが行われたものの割りかしオーソドックスにテレビ版をまとめた内容だった一作目と比較するとかなりの話数を詰め込むためか結構な荒技編集でストーリーがまとめられているのが本作。

アムロの精神的、技術的成長の両方をテンポ良く描きそのお披露目のように終盤にシャアとの久しぶりのボスバトルが勃発しアムロの成長がシャアの目を通して観客にも伝わってくるという構成はシンプルに良くできてるとしか言いようがないなと個人的には思う

アムロ達の物語は疾走し、その勢いのままさらに過酷な戦いが待ち受ける宇宙へと舞台を移していく。
三作目への繋ぎと呼ぶにはあまりにも全力ダッシュすぎるその速度と密度。
壮絶、怒涛、そんな言葉の似合う一本である。

そして完結編にあたる第三作目。

劇場版機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編

アムロ・レイと少年少女達が駆け抜けた青春の旅路、彼らは誰と出会い別れ、そしてどこへ辿り着いたのか、その結末を収めた内容となっている。

大体31話付近から最終回までをまとめておりただでさえテレビ版の時点で濃密すぎたクライマックスがさらに凝縮され凄まじい密度と完成度に仕上がっている圧巻のフィルムである。

テレビ版では終盤に離脱していた安彦良和氏がかなりの範囲の修正作業を行いそれによってフィルム全体の作画のクオリティが尋常ではないくらいに高いものとなっていたりそこに『ビギニング』『めぐりあい』などの名曲たちが加わることで既存の内容にまるで違う印象を与える単なる総集編と呼ぶには凄みのありすぎる作品になっている

個人的にはガンダムシリーズ最高傑作と呼んでも良いんじゃないかなと思っているのが本作だ

テレビ版では頑張って宇宙で戦っていたガンタンクがいなくなったことでハヤトがちゃんと戦いやすそうなガンキャノンに乗っていたりGファイターと比べて遊びの少ないコア・ブースターでセイラとスレッガーが飛び回っていたりザクレロやらブラウ・ブロなどがいないことになったりなどなどなどを加味するとメカ周りで画面がキュッとリアル寄りに締まったものになっている印象も覚えることだろう。

ストーリー的にもクライマックスをぎゅっと詰め込んだ内容で急速に強くなっていくアムロ、アムロとテムの親子関係、ブライト・ミライ・スレッガー・カムランの恋愛物語、ドズルとの激闘、ララァとの出会い、シャアとセイラの出自や別離、ギレンとキシリアの確執、アムロとシャアの決戦などどこをどう切り取ったらいいんだよってくらいに見所しかないエピソードたちが息つく暇もなく押し寄せてくる。

しかしそれでいて「ああ急いでいるなぁ」とか「詰め込みすぎじゃないか?」なんて感想を抱くこともないままにあっという間に気づけばEDを迎えるというそんな体験が可能となっている傑作だ。

総集編特有のエピソードや場面の繋ぎの不自然さや違和感はほとんど感じる暇もなくあっという間に最高のラストへと辿り着ける、神業のような仕事がこの三作目には詰め込まれている。
どうなってんだこれ…と見るたびに驚愕できる、そんな作品。

個人的には宇宙世紀的に重要なアムロ・シャア・ララァの関係性、そしてその運命的なまでの悲劇の描き方、わかりやすさは本作がかなり高いと思っておりテレビ版を見てもよくわからなかったという人にとっての補完としてもうまくできているんじゃないかなと。
(Zガンダム以降の作品にとっても重要な出来事だし)

シャアとララァ
なんかよりシャアの湿度が高く感じるの僕だけ?ララァを巡る物語としての纏まり方は個人的にテレビ版よりスッと入ってくるので逆シャアまで走るつもりなら是非見てほしい。

そして何よりも圧巻なのはラスト
テレビ版でも十分感動を与える素晴らしいラストだが本作のラストは井上大輔が歌う『めぐりあい』によってさらにドラマチックな、記憶に刻みつけてくるようなインパクトある仕上がりになっている。

大幅に刷新された安彦良和魂の新規作画ラッシュ、玩具の売上関連を意識しないメカニック描写の数々、富野監督の高度な編集力、さらに物語に神秘性を与えた『ビギニング』、『めぐりあい』ら名曲達、これらを含めたありとあらゆる事柄により既存の見たことがある内容のアニメのはずなのにどこかまるで違う作品を見ているかのような気持ちにさえなれる、長きガンダムシリーズにおいて今だに個人的頂点に君臨しているガンダム映画がこのめぐりあい宇宙だ

1stを見た人には絶対見てほしいしガンダムが気になるなあくらいの人にも見てほしいしなんなら全人類に見てほしい。
そんな傑作映画である

そして何度でもいうがこの3作目だけを観ることは許さない
一作目から観ろ!

とまあここまで色々書いてきたが要はテレビ版を見た後に「劇場版?総集編だし一度見てるからいいや」とスルーするには勿体なさすぎる作品であると言うことである。

特に『めぐりあい宇宙』。
伊達に興行収入1位に長い間君臨し続けていたわけではない。
一本の映画としての満足度が高すぎるのでそれこそテレビ版を見て「ガンダム面白い!」ってなれた人には絶対に見てほしい大傑作だ。

もちろん一作目から見てほしい。
大事なことなのでもう一度、いや何度でも言おう。
『めぐりあい宇宙』を見るならちゃんと三部作全部見てくれッッッ!!

ジークアクスの登場でテレビ版の需要が上がったわけだがそれでももちろん初心者にとっての入り口としては依然おすすめの三部作である。
(個人的思い入れがそう思わせているところは多分にあるとは思うんだけど沼に引き摺り込む握力は歴代でもかなり上位にいると思うんだよな劇場版三部作…)

ガンダムを初めて見る人にもテレビ版だけ見た人にもジークアクスから入った人にもとにかく一本のアニメーション作品として必見必修の濃密な作品なので未見の人は是非観てほしい。

そしてできればそのまま深く深く沼に沈んで行って欲しい。

タイトルとURLをコピーしました