サム・ライミ版スパイダーマン1〜3を見返してみた

スパイダーマン 映画

スパイダーマンの新作が公開されましたね。
ええ泣きましたよ僕は。

というわけでね、スパイダーマンです。

しかし何故かMCU版ではなくこちら、サム・ライミ版について。
思わず見返しちゃったんだからしょうがない。

サム・ライミ版、アメイジング・スパイダーマン、MCU版とスパイダーマンには3つの実写映画シリーズがあるがこのサム・ライミ版はその中でも特に人間の内面描写が非常にドロっとしている。
人の感情のすれ違い、憎悪や怒りなどを剥き出しにしていくような展開が多くその分画面に出力される空気感は少し暗めなシリーズになっている。

あと、ピーター・パーカーも他のシリーズと比べて軽口をあまり叩かないのでその分余計に作品のドロドロ感が強めに感じられているところもあるかもしれない。

この暗さは本シリーズの特色だと個人的には思っていて、それが好きなところでもあり苦手なところでもあった。

当時は結構しんどかったんだよねドロドロの人間描写が。
でもだからこそ描けたものがあったなという確信もあるので。

見返してみるとまあ一度は閉じた作品だしその辺は結構フラットに受け止めることができたなとは思う。
それでもMJに「おいおいおい!!」と突っ込みながら見ることになったのは変わらなかったけど。

では1〜3までそれぞれ順番に触れながら語って行こうと思う。

これこれこれ!!という記念すべき一作目。

原作も知らず初めて触れたスパイダーマンが本作なので個人的には思い入れがある一本。

ただ面白さのみで言えば個人的には2の方が上だと思ってるし後年制作されるアメイジング・スパイダーマンやMCU版の方が正直好みなわけではあるが。
それでもやはり特別視してしまう個人的原点。

何度見てもちゃんと丁寧に作られたスパイダーマン映画で素晴らしい。

最後に見たのは随分前になるはずなのに見たことのあるシーンしか流れてこないという奇跡。
記憶に焼きついとる!
(まあ地上波で何度も放送されてたしその分見返した回数はダントツなわけだから当然なわけですが)

映像的には経過した年月もそれなりなので当然後年の作品に比べれば格段に劣るもののストーリーのエグみは最高峰。
偶然手に入れた大いなる力を持つピーター・パーカーが自らの過ちとベンおじさんの死をきっかけに自分の持つ力の責任を自覚し成長していくヒーロー誕生の物語としては完璧の一言。

ノーマン・オズボーンとの対立と同時に進行するハリー・MJとの青春模様は今見ても随分ヤキモキさせられた。
まあ大体MJのせいなんだけど。

前述したように人間描写が生々しいんだよねサム・ライミ版。
アメスパ、MCU版と比べて格段に。

そこが苦手なとこでもあり魅力でもあるよなとは思うんですけど。

行動しないせいで好きなMJは次から次へと男を作ってその様子をただ眺めていることしかできないとか、自分のせいでベンおじさんが死んだことをメイおばさんに打ち明けられないところとか、ピーターの内面的な弱さがこのシリーズでは生々しいくらい丁寧に描かれている。

アメスパ、MCUでも当然内面の未熟さや弱さは描かれるけど描写の生々しさはこのシリーズのそれが一線を画していると思う。

ハリーやMJも同様で、ハリーはピーターが何もしないことをいいことにMJがフラッシュと決別した矢先に粉かけてしっかりモノにするしそんなことやっといてMJにベタ惚れしてるピーターに対しては気まずそうにする。

MJはアルファオスみてえなフラッシュと高校生活を満喫した後は金と優しさを持ったハリーにあっさり靡く、かと思えば一度助けてくれたスパイダーマンを気にかけつつピーターのこともチラチラ気になったりとふらふらっぷりがすごい。
(サム・ライミ版のMJのフラフラ恋愛っぷりはアメスパのグウェンやMCU版のMJが純粋に応援したくなるヒロインムーブをしているせいででシリーズが増えるごとにどんどん際立っていく。死後強まる念かよ。)

とまあみんなちょっと嫌になるくらい登場人物がリアルな動きをするので映画の質感は若干どろっとしてる。
これが苦手という人はそこそこいるんじゃないかな。昨今は特に。

煮え切らないふらふら青春恋愛ドラマに「だるっ」となるか「いいね…」となるかは個人差があるだろうけど。

僕は正直初見時めちゃくちゃだるかった!

でもこの青春模様が裏で必死こいて戦うスパイダーマンのドラマのいいスパイスになっているのも事実。

まあ何よりも本作の目玉はウィレム・デフォー演じるノーマン・オズボーン。

ただでさえ青春パートがどろっとしてるのにこの人の存在がそこにサスペンスホラー成分まで混ぜてくるので厄介かつ素晴らしい。

サム・ライミ版スパイダーマン1について
やっぱりボーンソーは強すぎたと思うしノーマンは怖すぎた。

この方のおかげでシリーズで一番ホラー味の強いスパイダーマンに仕上がっていると思う。
(同じくサム・ライミが監督したアメコミ作品としてドクター・ストレンジMoMがあり、そちらはより意識的にホラーな演出がされていたけど正直ウィレム・デフォーの怪演のせいで本作の方が怖く感じる)

その怪演っぷりはノー・ウェイ・ホームでも健在で嬉しかったよ。
NWHでグリーン・ゴブリンが気になった人には絶対に見てほしい一本でもある。

ただでさえドロドロしてるのにこの人のせいで余計物語がドロドロだしちょっと怖いしで本作が記憶に焼きついてる原因の何割かは多分ウィレム・デフォーのせい。

ピーターを前にしての泣き落とし、鏡の前での自問自答など彼の演技はどこを切り取っても最高品質。
この映画のグレードを大きく引き上げたある意味での立役者、最高のヴィランだと思う。
今見てもちょっと怖かったよ実験シーン。

今見返すとNWHまでたどり着いたからこそ染みる新たな味わいもあってすごく楽しかったですねえ。

偶然から力を手に入れてしまった少年が傷つきながらヒーローとして覚醒していくヒーロー誕生ストーリーとしてはやはり完成度が高く、最愛を捨ててでもその生き方に殉じようと前を進む結末は今見てもヒーロー映画として素晴らしいなと、改めて感じられましたね。

うん色褪せない名作。
ちょい重だけど。それも良し。
いやちょいじゃないな。かなり重いわ。

ちなみに好きなシーンはスパイダーマンのコスチューム案をスケッチしまくってるところ。
今見ても気持ちいい。

1のグリーン・ゴブリンとの激闘から2年後、スパイダーマンとして市民を守るピーターと核融合実験をきっかけに暴走してしまったドクター・オクトパスの激突を描いた本作。

苦悩と挫折、そして再起。
ヒーローの葛藤と成長を綺麗に描き抜いた名作ですよこれは。

何度見てもいい。
個人的にはサム・ライミ版の最高傑作じゃないかと思う。

ガッシャガッシャとアームをぶん回し壁を伝ったり瓦礫を投擲したりとグリーン・ゴブリンとはまた違った趣向でスパイダーマンとのアクションを披露してくれた名ヴィラン、ドクター・オクトパスももちろんいいがここではここではそれよりもピーターとMJについて語りたい。

シリーズの中でも見てらんねえ恋愛ドラマしてるので。

前作から引き続いて、(というか3作ともそうなんだけど)ピーターとMJとの関係を巡る恋愛ドラマがストーリーの中心にあり、本作はシリーズ中最もMJの行動がピーターのメンタルをガッタガタに揺さぶりまくった作品になっている。

このシリーズのすごいところは前作でのかっこいい決意が台無しになるところで(もちろん3でも同様)、この2では「スパイダーマンとして生きていくのでMJに告白されたけど無理!ごめんね!」とMJをフって親愛なる隣人であり続けることを誓う切なくも格好いい締めを見せてくれたピーターがMJに彼氏ができたと聞いて思い切り動揺するし(まあしゃあない)結婚承諾したと聞いて落ち込むし(これもまあしょうがない)やっぱ辛いからスパイダーマン活動やめますわ!MJにアプローチかけますわとなるし(何でだよ!!)前作のあの格好いい決意はどこいったんだよってくらいMJのおかげでメンタルボロボロになっていく姿が拝めてしまう。

糸があまり出なくなるし視力は落ちるしと思い切りストレスで普通の人間の肉体に戻っちゃうし嫌になってスーツを路地裏のゴミ箱に捨てるしここまでくるともう笑っちゃうよ!ってくらいMJのおかげで調子がおかしくなっていく。

(最新作スパイダーマンBNDでもメンタルに引っ張られて不調になる展開があるが本作とはまた違う形になっている。BNDは蜘蛛の遺伝子がより強力になるが本作は蜘蛛の力を失っていく。更にピーターの動き方もBNDは不調になろうが強引にヒーロー活動を行おうと苦闘するのに対し本作はヒーロー活動を一時放棄と描かれ方は全くの別物になっているのが面白い)

一作目以上に感情描写の生々しさを発揮する流石のサム・ライミ版である。

何ともリアルなしょうもない流れで力とやる気を失ってしまうというブーイングものの情けない展開ではあるのだがそこからの後半戦が素晴らしくてなんか色んなマイナスが帳消しになっちゃうんだよねこの作品。

スーツ無しで火事の中に飛び込むシーンや気を失うほどのフルパワーで電車を止めるシーンなどハリーやMJではなくたまたまそこにいた一般市民の目を通してピーター・パーカーという男のヒーロー性を感じ取れる印象深い場面もあってヒーロー映画としての強度が非常に高い。

特別な力を持っていようがいまいが誰かを助けるために飛び込んでいける勇気を持っているからピーター・パーカーはヒーローなのだという説得力に溢れた映像がガンガン届けられるのだ。
恋愛でメンタルガタガタになってた男とは思えないくらい。

でもね、しょうもないなあと思っても作中で市民が言った通り「ほんの子供」なんだよ。

そのほんの子供が見知らぬ誰かのために命を賭けて戦ってくれている、そのおかしな状況を市民の視点を通して伝えてくれたのがこの映画で、だから前半パートの等身大の青年らしい悩みと挫折も込みでこのヒーロー復活劇がたまらなく愛おしくなるんですよね。

ピーターを見守り時には助けてくれる市民の顔がよく見えるのも本作の良さ。
FFHやNWHの時はスマホとSNSが普及している世界観なので市民がクソムーブを見せるがこれまた作品が制作された年代による差異として結構面白い。
これがMCU版なら電車で気絶してるスパイディのマスク剥がしてネットに写真と動画アップしまくってると思うよ。
(だからこそそこからお出しされたBNDが良くってぇ…)

サム・ライミ版スパイダーマン2について
何やってんねん!と言いそうになる瞬間もあるがそれを吹き飛ばすくらいに胸に刺さるシーンがたくさんある名ヒーロー映画である。

でもってピーターの調子を思い切り崩してくれたMJ。
彼女もまた本作に欠かせない、というかシリーズで一番悪目立ちしている作品かもしれない。

前述の通りピーターに惚れていながらその上で彼氏を作りあまつさえ結婚の承諾までする。
まあいいと思うわけよ。

ピーターはフッたわけだしMJの新しい恋を邪魔する権利なんて本来ないわけで。
問題はMJの心が変わらずピーターの方を向き続けていたことよ。
リアルだなあとは思うけどさ。
そうこの映画、MJがビッチだからとかじゃなくて逆にピーターに一途だからこそ観客を「はあ?」と困惑させるような動きを見せる。

結局ジェイムソンの息子と付き合い出した時もピーターの反応を窺い煮え切らない態度を見てジェイムソンの求婚を受けたりとまるでピーターに対する確認や当てつけのためかのように彼氏を利用している(という風に僕の目には映った)。

スパイダーマンとしたようにジェイムソンと逆向きになってキスした時も「やっぱスパイダーマン(ピーター)の方がいいな」とでもいうかのように微妙な反応をするしそのキスをした後に婚約者がいる身分でありながらピーターを呼び出して再度アプローチをかけるなどいやジェイムソンJr.可哀想でしょうが!!と普通に間男(違う)に同情してしまったり。

トドメに結婚式抜け出してウェディングドレス姿でピーターの部屋に飛び込んで熱い抱擁とキス。
流石にドン引きである。


直前にMJのためにパトカーに乗って駆けつけ抱きしめたジェイムソンJr.の姿を映してからのこれだから余計に心象が悪い。
しかもこの抱擁中遠目に見えるピーターの方をじっと見つめているなどまるでジェイムソンのことが眼中になさそうな素振りなのもやばい。

しかしどれだけ他の男の元に行っても結局一貫して心はピーターのものだったのでMJ視点で言えば想いがやっと成就した!くらいなものでそこ以外のあれこれはまあ一旦置いとけってなもんなんだろう。

MJ視点で見たらおかしいのはピーターの方だしね。
明らかに自分のことを好きなくせに何もしてこない、と思ったら急に好き好きアピールしてくる、と思ったらまた別に愛してないとか言い出すしでピーターも大概やばい。
ラストの結婚式バックれのイカれポイントが高得点すぎて忘れがちになるけど。

本当に何やってんだこいつらと呆れ返りたくなるような恋愛模様が激しめに展開して脳の疲労が止まらない。

なんならMJとやりとりしてる時よりヴィランであるはずのドクター・オクトパスが暴れてる時の方が観ていて安心感がある。

でもこの映画いいんだよなあ!!

ドロドロ恋愛を主軸にしていながらもヒーロー復活劇として本当に素晴らしいし間違いなく一番好きなサム・ライミスパイダーマンムービーなんですよ。

不思議なんだよなぁ間違いなく名作なんだよ。

そして3作目にしてシリーズ最終作。

世間的には評価は結構低め。
しかし個人的には案外嫌いじゃない。むしろ好きよりな部類だったりする3。

実際前2作に比べると面白さはやや落ちてるとは思う。

それまで一人に絞って掘り下げてきたヴィランを3人も用意した結果キャラの掘り下げもままならなくなってお話がとっ散らかり気味になりせっかくのヴェノムもポッと出感が拭えない出来栄えになってしまっている。

それぞれピーターの行いから生まれたり敵対的になっていったヴィランであり、ピーターを自身の罪と向き合わせその上で誰かを赦す境地に至る物語をやりたいのだろうなという意図は何となしには伝わるのだけれど渋滞気味なストーリーだったことは否定しづらい。

ヴィランだけでも渋滞気味なのにグウェンMJとの三角関係までやり出すし「このくだり長くねえ!?」って言いたくなるくらい長ったらしく調子に乗ったピータータイムを見せられたりするしと構成もう少しどにかできたのでは?という疑問も拭えない。

なんだあのダンスは。

しかしまあ嫌いじゃないんですよ。
なんかその辺のグダついてるところも含めて愛おしさがある。

ダメなところをツラツラ書いたけれど良いところだってある。

まず映像面は3作中で一番レベルが高い。
(そりゃ最新作なんだからそうだろと言いたいかもしれないがシリーズ最後の方で急にクオリティ落ちることもあるので…)

シンビオートがピーターやエディを蝕んでいる描写のベトついた感触まで伝わってきそうな気持ち悪さは最高に見応えがある。
あと何よりも序盤にあるハリーとピーターの空中バトルが素晴らしい。
個人的にはシリーズ3作の中で一番好きな戦いである。
正直最終決戦より好き。
(ハリーがピーターをビルにぶん投げて窓がガシャーンと割れるところが特に大好き)

また、前述の通り話はとっ散らかり気味にはなっていたとはいえやろうとしていたこと自体はかなり良い。

ピーターの内面にある怒りや憎悪といったマイナス感情を剥き出しにしてそれとピーターを向き合わせるということ。

今作のヴィランはいずれもピーターの行動をきっかけとしてピーターに敵対している。
サンドマンはベンおじさんを殺された怒りをぶつけようとするピーターに執拗に狙われたことでスパイダーマンを強く敵視するようになりエディもピーターに無慈悲に追い込まれたことでピーターへの憎しみを募らせシンビオートに身を委ねてしまったているなどそれぞれきっかけは別ではあってもピーターを起点とした敵対関係になっている。

いずれも正直なところピーターにボコされても仕方ないことをやってはいるよなとは思うんだけど、ピーターが彼らに対して衝動のまま暴力を振るったその結果ピーターの罪が深くなっていく様子がきっちり描かれている。

いってしまえば本作のヴィランとはピーター自身なのである。
ピーターの行いがピーター自身に牙を剥く。

大いなる力を衝動のまま間違った使い方をしたらどうなるのか、複数のヴィランを通してピーターの罪が描き抜かれているのだと思う。

サム・ライミ版スパイダーマン3について
脳に焼きつくような強いシーンが異様に多い本作。嫌いじゃない。むしろ好き。ノリノリで悪いピーターを演じるトビー・マグワイアは必見。

そしてやはり本作はハリーが良い。
ピーターへの親愛と憎悪を抱えながら彼もまた衝動のままにピーターに噛みついていく。
MJをピーターから引き剥がしてほくそ笑んだり爆弾を投げつけたり、その結果顔面ズタボロになるまでピーターにボコられる羽目になったわけだがそれもまたハリー自身の憎悪が招いた結果。

ピーターの暴走の決定的な引き金を引いたのはハリーであり彼もまたその稚拙な行動によって凶悪な敵を生み出してしまったと言える。

そうしてピーターとハリー、互いの持つ怒りと憎悪を剥き出しにさせボロボロに追い込んだ上で改めて二人を向き合わせ、互いに相手を「憎む」のではなく相手を「赦す」境地へとその心を到達させるという丁寧すぎてちょっとやりすぎじゃない?となるくらいの過剰な追い込みっぷりが展開されていて舌を巻きそうになる。
2人ともヴィランでありそして同時に主人公と言えるだろう。

互いに剥き出しの憎悪をぶつけ傷つけ合い、それでもそこに残った僅かなカケラを拾うように互いへの友情を選ぶ流れはドロドロ人間関係を見せてくれたシリーズのラストに相応しいものだったんじゃないかなぁ。

ちょっとやり口がドロドロすぎただけで。
世間からはあまりいい評価はされてはいないが個人的にはピーターを真の意味でヒーローとして完成させた作品だと思ってるよ。

人と人の感情のすれ違いを大きく取り上げてきたシリーズだからこそその幕引きに相応しいテーマが込められていて好きなんだよな結構。

めちゃくちゃ上手いことやってたとは全く思わないけど(むしろミスってた気しかしないけど)それでも駄作認定したり嫌いになったりするような作品なんかではない。
愛おしい作品である。

けどまあやっぱりヴェノムとサンドマンどっちも使うのは欲張りすぎだったんじゃないかな…
唐突にコンビ組み出したのちょっと笑ったし。
ピーター&ハリーVSヴェノムの構図にして二人の感情の衝突と共闘を描きつつシンビオートにもっと深く焦点を当てた方がもっと良いもん見れた気がする…とまあ素人がこんなことを言ってもまあ仕方ないんだけど。

まあとにかく個人的には結構好きな作品で、改めて見てもそれは変わらなかった。
そしてピーター調子乗り変人タイムはやっぱり長い。
(そこがおもろポイントになってるのもまた厄介な作品だな)

ここまで3作見返して改めて思ったのはやっぱりドロドロしてるなあということ。
(他シリーズも大概ビターではあるんだけども)
けどだからこそここでしか味わえない食事が用意されているというのもまた事実で。

このシリーズらしいドロドロストーリー展開は以降のアメスパやMCUではお目にかかれない粘度でたまに摂取したくなっちゃう。

たまにはこのMJに会いたくなる日もあるってもんよ。

それにまずヒーロー映画としてよくできてるからね。
ストーリー自体が人の内面的な弱さに目を向ける傾向が強い分その苦味はかなり強めなシリーズではあるんだけどだからこそそれでも立ち上がっていくヒーロー映画として非常に見応えがある。
1からずっと何度も何度も傷つけられてその果てに出した3での「赦し」が本当に好きで。

本当にいいヒーロー映画よ。

NWHで気になった人にも見てほしいんすよねえ。
NWHでのトビーの動きがちゃんとこのシリーズの延長にあるそれなのが感じられると思うので。

4が制作されなかったことで中途半端に幕を閉じてしまったシリーズかのように思っている人もいるだろうけど正直3の物語で十分綺麗に閉じている作品だと思うしNWHでさらにその先のピーターまで見られたんだから割と成仏はできてるんよね。

明らかに本当の戦いはこれからだみたいな空気になってたのにシリーズ打ち切りになったアメスパ君に比べればさ…全然綺麗に終わってるよこのシリーズ。
(好きだからこそ残念だアメスパ3がなくなったの…)

まあ4があったら見たかったのはそうなんだけど。

ただNWHをきっかけにトビーが戻ってきたりドクター・ストレンジMoMでサム・ライミがアメコミ作品監督に帰って来たりと色々重なった結果一時期に比べてサム・ライミ版スパイダーマン4再始動の可能性は高まっているような気もする。

トビーやサム・ライミも4の制作について満更でもなさそうだったしもしかしたらいつかなんらかの形で実現の日が来るかも?なんて期待してしまう。

そんな日はいつか来るかなあなんてほんのちょっとだけ期待に胸を膨らませたりしつつ今回はこの辺で。

タイトルとURLをコピーしました