「母唯一の成功は」「私を産んだこと…!!」
キメラ=アント編に登場した師団長クラスの蟻。
そして久々の幻影旅団参戦をもたらしただけでなく久々の幻影旅団バトルまでもを展開してくれたり目のやり場に困りすぎる衣装で暴れ回ってくれたりなど読者と物語へのサービス精神が旺盛な自称女王様、ザザンについて。
人物像
女性の肉体に蠍の尻尾を生やしたビジュアルのキメラ=アント。
師団長としてザザン隊を率いてみせた。
生まれた当初は師団長の1人として女王に食糧を捧げるための人間狩りに勤しみ念能力を扱えるポックルの捕獲という蟻側にとっては重要な功績を残したり巣立ち後は流星街を陥落させるなど師団長の中でも頭ひとつ抜けた脅威として扱われているように感じる。
そもそも世界から切り離され情報が遮断された存在である流星街に目をつけ陥落、そこに城を建て拠点とするあたり闇雲に暴れてハンターに目をつけられたレオルやヂートゥよりも厄介で頭の良い動きをとっている。
問題はそこにうっかり手を出すと幻影旅団とかいう凄腕念能力者集団が報復に来ることくらい(致命的)。
美へのこだわりが強く、女王を自称するようになってからは簡素なTシャツ姿から一転ブランドもののスカート、セクシーな水着か下着かわからないような際どすぎる衣装を身につけたり暇な時間に側近にマニキュアを塗らせたりしている。
自分の顔に傷をつけられた際には取り乱しつつ激昂するなどザザンという個人にとっての超重要な部分なことが察せられる。
また、女王を名乗りながら自分自身で行う戦闘を楽しんでおり、幻影旅団が城に踏み入った際には部下に任せきりにせず自分も出陣するなどそのフットワークもなかなかに軽い。
問題は相手が幻影旅団とかいうおかしな奴らが相手だったこと。(致命的)
旅団さえ来なければ流星街を完全に堕としていたと思うがたとえそうだったとしてもその後ジャイロが流星街に来ることを考えるとどの道彼女の天下は短いものだったのかもしれない。
(ジャイロが流星街で何をしようとしているのか、ジャイロの蟻としての強さ、諸々が全くの謎である以上勝手なイメージに過ぎない話ではあるが)
経歴
2000年5月頃
キメラ=アントとして誕生。
師団長としてザザン隊を率い女王に献上するために人間狩りを行う。
(明確に描写されているわけではないがラモットの発言や本人の性格的にレオル・ヂートゥら他の師団長同様娯楽としての人間狩りにも興じていたと思われる。)
部下のパイクがポックルらハンター達と交戦。
交戦中のポックルの背後をつき捕獲することに成功。
(結果、ポンズを含めたポックルのチームはザザン隊によって壊滅させられている)
ネフェルピトーの命令によって行われた授与式にて強制的に精孔を開く形で念能力に覚醒。
2000年6月中旬
王が誕生し旅立つ。
それに呼応するように自身も女王となるべくザザン隊を引き連れ巣から旅立つ。
その後流星街へ。
流星街を支配下に置き女王を名乗り始める。
流星街の住人に投降を促しつつ逆らう者には極刑、従うものには楽園への定住を約束。
ただし楽園とはザザンの能力によって怪物へと堕とされ兵隊として強制服従することを意味する。
2000年7月中旬?
幻影旅団、ザザンの侵略行為を聞きつけ流星街へ。
ザザンの城へと足を踏み入れる。
城に侵入した旅団を察知しザザン自らも出陣しフェイタンと接敵、交戦。
部下は他の旅団メンバーに次々各個撃破される。

フェイタンにじわじわと追い詰められていき自身の肉体を極限まで強化する奥の手を披露するも最終的にはフェイタンのペインバッカーによって返り討ちに遭い死亡。
怪物のような姿で高火力の熱で炙られ続け這いつくばり苦しみながら息絶えるという本人が拘り続けた「美」からは程遠い末路を辿ることとなった。
戦闘力
強い。
それもかなり。
素の身体能力についてはともかく、念を含め総合的に判断した場合戦闘描写のある師団長の中では最強ではないかと思われる。
旅団の中でもスピードのあるフェイタンに対応できてる時点でかなりの使い手であることは一目瞭然。
大抵の敵がフェイタンの攻撃に気づく間もなく首チョンパされてきたわけで。
他の兄弟と比べまだ未熟とはいえあのゾルディック家出身のカルトが目で追うのがやっとのハイレベルな戦いを展開できてることからもザザンの強さが窺い知れる。
また、フェイタンが硬を使った攻撃をとってくることを読みそのスキをつくようにオーラを飛ばしフェイタンに大ダメージを与えるなど念戦闘という観点からも他の師団長よりも念の基礎応用を理解した上手い立ち回りをしている。
蟻に苦戦して旅団の格が下がった、なんて声もあるが実際のところあのフェイタンに能力使用させるまで追い込んだザザンが強過ぎただけである。
能力
“審美的転生注射”で世界を牛耳る!!!
系統不明
能力名 : 審美的転生注射
尻尾で刺した相手を異形の怪物へと変貌させ支配下に置く能力。
流星街の住人の「生きて奴等に加担するものがいる」という証言やザザンの部下の「選ばれし者」発言からクィーンショットで刺された者全員がザザンの兵隊になるわけではなく、適正のある者だけが生存し適正の無い者は異形の姿に変貌する過程で死んでしまうものと思われる。
(現に旅団が目撃した異形の姿は兵隊と言うにはグチャグチャに変貌し過ぎている気がする)
作中で系統については一切説明が無いが対象を支配下に置くその特徴から操作系強制型が最もあり得るのでは無いかなと個人的には考えている。
フェイタン戦の際に稚拙と評されてはいるもののオーラを飛ばす放出系攻撃を繰り出している。
操作系能力者にとって操作系の次に得意なのは放出系であるので描写としてはまあそこまで大きく矛盾はしていないかなと。
(稚拙って言われてるのがノイズすぎるけど)
厄介なのは当たれば恐らく勝ち確なところ。
オーラの多寡は念戦闘において関係ないし操作系は条件さえ満たせば詰みということも本編内で言及されている。
つまりクィーンショットは相手が誰であれ当たれば異形に変貌し適性があればザザンに服従するということだろう。
(当たればね)
爆弾も効かない蟻の肉体、カルトも目を追うのがやっとレベルの速度、念戦闘の立ち回りも十分、そんな奴が持っていていいわけではない能力だと思う。
しかも自分の尻尾という武器を隠すために大きなスカートを履く賢しさもあるのでつくづく厄介である。
大抵の相手は気づいたら刺されて一撃で終わりだろう。
極め付けは奥の手。
自分自身も異形の姿に変貌させること。
自らの尻尾を切断することで発動させることが可能になる。
これによるステータス上昇は尋常ではなく硬を纏ったフェイタンの刀がザザンの肉体に全くその刃を通すことができずへし折られている。(硬すぎるだろ…)
攻撃力も凄まじくあのフェイタンが防御に回らざるを得なくなるほど。
しかもフェイタンはザザンの猛攻を防御しきれず左腕を折られるという事態に。
最終的にはフェイタンの怒りを買いそれまでのダメージをカウンターで返すペインバッカーの焦熱地獄によって炙られ焼死してしまったが結局のところ変貌したザザンの肉体に直接攻撃でダメージが通った描写は一切無く、本編でもかなり上位に食い込む肉体強度ではないかなと個人的には考えている。
メルエムほどではないだろうけど護衛軍クラスにまでは行ってる可能性すらある気がする。
旅団クラスの硬でノーダメージはちょっと硬いとかってレベルを遥かに超えてるので…
恐らくクィーンショットに必要な尻尾を破棄、つまりはクィーンショットの永久的な使用不可、さらにザザンが拘った美から程遠い容姿に変わってしまうこと、この二つの不可逆性がある制約によって成立しているのだろう。
またキメラ=アントは元々強力な念を軽い条件で成立させがちなことなんかも併せるとこれだけザザンに厳しい条件を加えれば確かに到達するのかもなあとは思う。
ちなみにザザンが死ねばクィーンショットによって操作されていた人達の意識は戻る…が、その異形の姿が人間の姿に戻るなんてことはない。
ひでえ話である。
師団長で一番強かった説
とまあ個人的にはザザンが師団長達の中で頭ひとつ抜けて強かったんじゃないかな、と思っている。
1発KOもあり得るくらいめちゃくちゃフィジカル弱いことを自負するメレオロンもいればシルバの降下アタックでぺちゃんこになるヂートゥもいるしフェイタンの硬を喰らってノーダメージのザザンもいたりと同じ師団長で括っても肉体面の強さにおける個体差はかなり大きい。
ザザンはこの中でも特に強い気がするのだ。
独学で自分にあった能力を見出しさらには念の基礎応用を実戦で活かし戦えている、という意味でシャウアプフの助力ありきで能力を開花させた面々と比較しても念に対する理解はザザンの方が上を行っている。
そして情報が遮断された流星街を狙うという狡猾さもしっかり持ち合わせている。
これにより他のハンターからの介入は他の師団長達と比べかなり少なかったと思われる。
(その代わり自爆も厭わない流星街のイかれた連中の相手をする羽目になるわけだが)
自身を異形へと変貌させる奥の手も硬すらノーダメージで済ませ遂にはその防御力がどれほどのものか上限を見せることがないまま出番を終えてしまっている。
流星街の住人が爆弾も効かない(どの程度のレベルかは不明。サンアンドムーンくらいかな)と言っていることから奥の手を使っている状態であれば尚更通常兵器の多くは鉄屑同然、役に立たないのだろう。
多分ウボォー以上の防御力を強化系でも無いのに成立させていると思われる。

じゃあ他の師団長クラスが同様のパフォーマンスを発揮できるか?と言われると甚だ疑問である。
少なくともフィジカル面でこれほどの強さを発揮できていたのはザザンだけ。
他の師団長の肉体はもっと脆い。(はず)
そして念戦闘における咄嗟の立ち回りや奥の手を成立させるための制約の設定など念に対する理解と実践も師団長の中では特に優れている方だと思う。
コルト含む戦闘描写の無い面々がいる以上断言できるほどではないが少なくとも現時点で強さが披露されている師団長達と比較するとやはりフィジカル、念の運用など総合的にザザンは頭一つ抜けた位置にいるなという印象。
フェイタン相手にあそこまで立ち回れる師団長っていない気するし…
やっぱりこの人だけ師団長の中で強さ設定おかしくなっていると思うわけである。
こいつがペイジンでレオルとかその辺と連携組んで暴れてたら大変なことになっていたと思うので流星街で駆除してくれた旅団は人類に人知れず貢献したと言える。
大手柄です間違いなく。
